ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド 各種紹介 ~ゾーラ族編~

今回は、みんな大好きゾーラ族について紹介したいと思います。
紹介はあくまで、ブレスオブザワイルドの世界のゾーラ族についてになります。
ミファーの人気ぶりが目立つ種族ですが、里に住む者達やその生活にも魅力いっぱいです。
今回はそんな彼らの生活や各キャラクターについてまとめてみました。
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*不足により加筆する場合がございます。中には推測が含まれるものもございますので、あくまで「参考程度」でお願いします。
ゾーラ族とは?
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ラネール地方、ラネール海を臨むラネール大水源の近郊に住処を構える種族。
魚のようなヒレや鱗を持ち、水中の活動に長けている。そのためか電気の類に弱い。
一族独自に王政を敷き、王族が長の座を受け継いでいる。
非常に長命な種族で、成長速度がかなり遅い。100歳以上になると語尾に「ゾラ」とつけるようになるという。ただ、大厄災時に幼かった者や未経験者はゾラをつけない傾向にあるという。
前作同様の設定であれば卵生生殖。また前作では、その昔、一部のゾーラはリトになったと言われている。
ハイラル王国とは強い友好関係で結ばれており、ハイラル人とも仲が良い。
大厄災の事もあり一時期険悪な状況にもあったが、リンクの活躍のおかげでそれも解消した。
長き時を生き様々なものを見てきたこともあってか、年長者と若者の間にはいわゆる「時代を感じる」といった感覚が少なからずあるようだ。
彼らの名前は、音楽に関するものからつけられている。
個々の名前のもとになったと思われるものは、後述するキャラ紹介にてそれぞれ記載する。
ゾーラ族は槍を扱う事に長けており、彼らのほとんどが槍を持ち戦う。一応他の武器も用意されてはいるようだが、基本的に彼らが使う事はないようだ。
ちなみに、男性は銀鱗の槍、女性はゾーラの槍を使っている。
喋り方や言葉使いにも種族特有の言い回しがあり、かしこまる様子を「ヒレをたたむ」と言ったり、口にした言葉を「吐いた泡」と言ったりする。
当たり前だが、ゲーム上に出てくるキャラは実際の所で言えばゾーラ全人口のごく一部であり、ゲームに登場しないからといって存在していないわけではない。単に、そこにいないだけ語られていないだけ、である。それにしてはいささか違和感を覚える状況も幾つか確認できるが、そこは呑み込もうと思う。
あと大半のゾーラ女子は声がエロい。何度もぶつかれば、まるで喘ぎ声のように聞こえる。
ゾーラの歴史
ゾーラの歴史は長く、古くは1万年前より更にはるか昔、ガノンが生まれ脅威となった頃からその活躍が残されている。
その昔、ゾーラ王家にルトが誕生。賢者として覚醒し、ハイラル王家の姫や勇者と共に戦いガノンを封印した。
-偉大なる祖ルト-
『遥か昔…大厄災よりも、神獣ヴァ・ルッタが造られし頃よりも遥かな昔…ゾーラの王家に1人の姫がいたという。その名は、ルト。一族の民に愛されゾーラの守護神に仕える、見目麗しい活発な姫であったと伝えられている。だが同じ時、世を支配せんと野望を抱く者が現れ、ゾーラの差とも彼の者が放つ災いに襲われた。その時ルトは賢者となり、ハイラル王家の姫や勇者と共に野望抱く者に立向かったという。その偉大なる功績は、ゾーラは元より、ハイラルの歴史にも深く刻み込まれている。後の世で、厄災ガノンに立向かうべく造られた神獣ヴァ・ルッタはルトに肖り名付けられたのだ』
またその後の昔、ゾーラの里に戦下手な王がいたが、王妃の作った手作りの鎧を着てリザルフォスを退治した伝説も残っている。
-ゾーラの鎧伝説(ドレファン王の残した玉稿より)-
『遥か昔、ゾーラの里に戦下手な王がいたという。王には武芸の才は無かったが、王妃はそんな王を愛しておった。ある時マモノの大群がド・ボン山脈に集まりつつあるとの報が王のもとに届いた。王は民を守る為戦に出る事を決意したが、王妃は戦下手な王を大変心配した。そこで王妃は自身のウロコを王の鎧に編み込み、その無事を祈ったという。戦はゾーラの優勢に進みそのまま無事に終わるかと思われた…しかし…一瞬の隙を突いてリザルフォスの将が巧みに斬り込み、王は瞬く間に追い詰められてしまった。リザルフォスがとどめの剣を振り上げた瞬間、その奇跡は起きた。王の鎧の一部が鋭く光り、目を眩まされたリザルフォスの動きが一瞬止まったのだ。王はその隙を逃さず横薙ぎにリザルフォスのノド元を切り裂いたという。それは王の鎧に編み込まれた王妃の…女性特有の真っ白なウロコが夕日を反射させた奇跡だった』
この逸話により、王家では将来の婿の無事を祈って鎧を贈るようになったという。
ゾーラ一族はある時からラネール地方へ居住地を移動。現在のゾーラの里に定住した。
約1万年前には、ハイラル王国と提携して東の貯水湖を建設。以降、ゾーラ族が水量管理を行い、水害を起こさないよう注意するようになった。
100年前の大厄災にて、王位に就いたドレファン王の娘ミファーが戦死。ゾーラの里自体に大きな影響はなく、厄災を逃れた。
ミファーの死後、彼女の死を悼んで光鱗祭が行われるようになる。
はぐれガーディアンが出現しドレファン王が退治、ハテノ海のオクタロックをシドが退治するなど、たびたび活躍が見られる。
(ゲーム開始時)リンクの回生を察知し姿を現した神獣ヴァ・ルッタが暴走。東の貯水湖にて放水をはじめ、辺り一帯を雨で覆うようになる。
ドレファン王協力のもとリンクはシド王子と共にルッタの鎮圧に尽力。ルッタを鎮め、本来の役割を取り戻すことに成功。ミファーの魂は開放され、ガノン討伐の大きな助けとなった。
ゾーラの里
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周辺を美しい山々と水源に囲まれた、まるで彫刻のような住処。その美しさから、ひとつの彫刻芸術と称される程。
淡く光る柱には夜光石が使われており、夜になれば幻想的な光が里中を包み込む。
一説によれば、ゾラ台地で夜光石がよく取れたことからこの地にゾーラの里ができた、と言われている。
また、里の構造は基本的にシンメトリーを意識して作られている。
入り口から里までは遠く、里の入り口には二人の門兵(親子)が立っている。
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里の一番上にはドレファン王がおり、王家の居住地となっていると思われる。
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また、里を流れる水はここから湧き上がっており、里中を流れ、ルト湖を経てゾーラ川へと流れていく。水の綺麗な高地だからか、小鳥の姿も多く見られる。
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一段下には住民達の睡眠プールなどがあり、居住者達の生活拠点となっている。
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また、この左右からも里の外へ出入りできる道が作られており、西はゾラ台地、東は貯水湖や雷獣山に続いている。
東西のこの橋は高所で風も吹いているからか、ゾーラ族はじめ旅人がよく物を落とすらしい。祭事の槍の事もそうだが、旅人の槍が落ちていたりもする。
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里の正面と繋がっている所には来客用の宿泊施設やショップや工房、そしてミファー像がある。
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また、奥には祠の姿も確認できる。
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鉱石のよく採れる地であるため、ゾーラ族は彫刻や彫金の技術が発達している。その技術は代々受け継がれており、今でも彫刻や彫金を生業としている者は多い。
ゾーラの里に住む住民達はみなこの建造物内で暮らしている。個人で家を持つという概念が無く、夜は里の中にある専用プールで眠る。
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里の東には、1万年以上前にハイラル王国と共同して作り上げた貯水湖とのその施設がある。
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ラネール地方は、10年に1度大雨が降る周期がくる。そのたびにゾーラ川が氾濫し、ゾーラの里は勿論、下流域を水害が襲い、甚大な被害を及ぼしていた。これに困り果てたゾーラ王はハイラル王に救援を求め、治水に乗り出した。ゾーラの建築設計とハイラルのからくり技術を結集し、僅か1年という短い期間で作り上げたのが、この貯水湖である。
これによりハイラルで水害は起きなくなり、ゾーラ王はハイラル王に感謝し、貯水湖の水量管理を行うことを約束した。この話は今でもゾーラ族の間に広く伝わっており、貯水湖が溢れそうになった時は王に報告するよう義務付けられている。
この1万年以上続く盟約によっても、ゾーラ族とハイラル王国は固い絆で結ばれており、貯水湖はその証でもあるのだ。
ちなみに「ゾーラのすねあて」は、この貯水湖の完成後、友好の証として里を訪れるハイリア人用にと作り始められたもの。
時期は定かではないが、おそらく治水の関係で滝の水量も制御しているものと思われる。ゾーラの里や貯水湖と同じ意匠の見られる建造物が、各滝に作られている。
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また、ゾーラの里は100年前の大厄災を免れている。ガーディアンの残骸なども無い事から、そもそもこの地が侵攻されることはなかったのだろう。また、大厄災後1機のはぐれガーディアンが来た時もゾラ台地からの侵入だったようで、水没すると壊れてしまうガーディアンはそもそも水の深い場所へは近寄らなかったのかもしれない。
ゾーラの暮らし
見張りを行う者、平穏に暮らす者、商売をする者、様々なゾーラが広い里に集まって日々を過ごしている。
ゲーム内では大きな命令や用事が無ければ外へ出ていかない彼らだが、手紙を出しに行ったフィネや外へ出たっきり戻ってこなかったディーメのことを思えば、普段からそれぞれ自由気ままな生活を送っていると思われる。
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種族柄か寿命の長さにも関係しているのか、のんびりした性格のものが多い。
ルッタ騒動の時は若者を中心にゾーラ川下流までハイリア人を探しに出ていたが、危機感を覚えてというより、シド王子に直々に頼まれたからという方が大きかったのかもしれない。
年に一度、ミファーが亡くなった大厄災の日を英傑祭とし、彼女の使用していた光鱗の槍を飾って彼女を称えている。
ミファーが帰らぬ人となったことを知ったゾーラの者達は、鎮魂のため光鱗の槍をゾーラ川へ流そうとした。しかしその時、まるでミファーの魂が舞い降りたかのごとく光鱗の槍が輝き、言葉を紡ぎ始めた。「光鱗の槍は私…光鱗の槍はミファー…だから、微笑を思い出して…もう涙は捨てて…」と。これが、英傑祭の起源である。
祭りはモルデンが取り仕切り、実際に光鱗の槍を使うのではなく、祭事の槍を使って儀式を行っているようだ。
また、「天から降りし 光鱗が セラの足元 断ち割れば 光 煌き 試練現る」という英傑祭の詩があり、試練の祠の出現条件を表してもいる。祠との因果関係は不明。祠ができた頃とゾーラ族のラネール移住について、おおよそ同時期ではあるが詳細な記載がないため協力関係があったかはわからない。
水と共に暮らす種族であるため、紙との相性は頗る悪い。このため文献などは石版に文字を打って(掘って?)残すのが彼らの文化。
しかし、ミファーの日記は紙の本っぽい。
各人物相関図
*間違いがあれば後から直していきます。特に名前の由来は私個人の想像によるもので、公式から解答があったわけではありません。
*王族→有力者→おおよその年齢順で紹介していきます。
ドレファン王
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ゾーラ一族を取りまとめる、ゾーラ王家の現国王。ミファーとシドを子に持つ。妻については不明。語尾にはゾラではなく「ゾヨ」をつけて話す。一人称は「ワシ」。リンクのことは「リンク」と呼ぶが、あなたというニュアンスで言う際は「ソナタ」と呼ぶ。ゼルダのことは「ゼルダ殿」。
とても家族思い、国民思いの人格者。リンクがゾーラの里を再訪した際にも、依頼する側だったとはいえ惜しみない協力をしてくれた。
名前の由来は「ドレミファソラシド」の音階から。ドレファが当てはまるが、ミファーがいることから担当は「ド」と「レ」だろう。ミファーとシドのことを考えれば、彼の妻の名は「ソラ」に違いない(勝手な想像)(単にゾーラ族のゾーラが「ソ」「ラ」という可能性もあるが)。
100年前の大厄災も経験しており、娘のミファーを英傑としてガノンとの戦いに送り出した。
とはいえ、当時彼はミファーを送り出す事に猛反対していた。やがて娘を神獣の繰り手となる事を赦したが、彼女は戦死。ドレファンは娘を送り出したことを何度も悔やみ、自分を責めたという。しかし、彼の中で整理をつけていったのだろう、残された碑文には「長き悔恨の日々を経て、儂は今、せめて娘の魂が安らかであって欲しいと…そう祈り続けている」と書かれている。
現に、ルッタ暴走の事も手伝ってだろうが、回生したリンクがこの地を訪れた時には彼に恨み言のひとつも漏らすことはなかった。彼が責めたのはあくまで自身であり、ハイリア人に対して恨みを持つようなことはしなかったのだ。
ただ、ミファーは神獣の中で命を落としたため彼女の死は直接確認されたものではない。心の底では、実はまだ生きているのではと淡い期待も抱いていたようだ。
大厄災の後、1機のはぐれガーディアンがゾーラの里へ迷い込んできた際、彼は怪力を発揮しガーディアンを谷底に投げ飛ばし撃破した。これにより、国民からの信頼は更に厚いものとなった。額に残る傷跡はこのときについたもの。
王位についてから百年が経とうという頃の話とのこと。
ルッタが再出現し暴走を始めた際、電気の矢を扱えない自分たちの代わりにハイリア人に協力を仰ごうという声に対して断固反対した元老院と、これを受け独断で里を離れハイリア人を探したシド、どちらの肩を持つ事も難しく難儀したに違いない。しかし、シドが適任の、それもリンクをつれてきたことで、ムズリの前であるにも関わらず彼に協力を仰いだ。
また、過去の出来事を石版に残すよう石工へ直々に命じ、歴史を後世へ伝える事にも積極的のようだ。
ドレファンはミファーの想い人がリンクである事を知っている。彼としても、もしそうなる未来が存在していたとしてそれを認める気でいたのだろう、死してしまったミファーの日記を読む事までリンクに許可してくれた。
モデルはザトウクジラやシロナガスクジラ。各種族の族長の中で最後にデザインされたとか。
ミファー
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ゾーラ王家に生まれた、ドレファン王の娘。シドの姉。一人称は「私」。リンクは「リンク」と呼び、あなたというニュアンスで呼ぶときは「貴方」を使う。父親は「御父様」、シドは「シド」と呼ぶ。ルッタに対しては親しみを込めて「貴女」と呼ぶ。
気立てがよくとても優しい娘。物静かで控えめな性格だが、芯や意思は強くしっかりしている。
名前の由来は「ドレミファソラシド」の「ミ」と「ファ」。
彼女は、誕生の際彫金職人ロスーリより王家に捧げられた祝いの品「光鱗の槍」を使う。後にゾーラ騎士団の兵士長セゴンより直々に指南を受け、輝かしく成長していく。武術に長けていただけでなく、回復の力も使う事ができ、よくリンクの怪我を治療していた。その回復の力があったからこそ、神獣の繰り手として選ばれたといわれている。
幼い頃からリンクとは知り合いで、はじめは弟のようにリンクを可愛がっていたが、次第に彼に特別な感情を抱くようになり、ライネルとの戦いで助けられてからその思いがはっきりしたものへと変わった。リンクがドレファン王から授かった鎧はミファーの手作りによるもので、それが何よりミファーの心情を表している(ゾーラの姫は意中の異性に鎧を作って渡すという風習がある)。
リンクとの初対面は、彼が4歳のとき、ハイラル王の表敬団が来訪した際。それからリンクが里を訪れるたびに会っていた。
神獣の繰り手依頼が届いた後も彼と会う機会があり、ライネルの話をして退治へ向かったリンクに同行。そこで不意をつかれ襲われてしまったところ、リンクが回転斬りで助けてくれた。
滝登りも槍術もソツなくこなす彼女は、やがて英傑としてルッタ搭乗に任命される。元々ルッタを発掘した時からルッタを「かわいい」と言って気に入っており、選ばれた際には大層喜んでいた。物静かな彼女が珍しく興奮し目を輝かせてルッタに見入っていたと、当時現地にいた者は伝えている。
100年ちょっと前当時の事を、彼女は日記に残している。内容は主にリンクとの事。
石に文字を残す文化のゾーラ族だが、ミファーの日記は紙の本のように見える。石版ではなくあえて紙に書くことで、それが日記だと悟られないようにしていたのかもしれない(勝手な想像)
モチーフはイルカ。検討稿ではミノカサゴやリュウグウノツカイなどもあったようで、資料集に残されているミノカサゴがモチーフのイラストもなかなかかわいい(個人的意見)。
*検討稿とは、案として出ていたが最終的に使われなかったものをいう。
また、ゼルダと対極になるようなキャラクターとして描かれたのだという。衣装面でも、ミファーの「儚い少女」というたたずまいをゾーラ族の繊細な意匠の装飾品と共に表現しているそうです。
シド
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ゾーラ王家に生まれた、ドレファンの息子。ミファーの弟。一人称は「オレ」。リンクは「リンク」と呼び、あなたのニュアンスで呼ぶときは「キミ」を使う。ドレファンは「父上」、ミファーは「ミファー姉さん(単に姉さんとも)」と呼ぶ。ミファーについては、ドレファンやムズリの前では「姉上」と呼ぶ事もある。
とても積極的で器が大きい男だが、リンクに「ちょっと待って」と言われた際に、本当にちょっとしか待たなかったというなりふり構わない面も(ルッタ暴走時で焦っていたのもあっただろうが)。また、疑う事を知らないのか前ばかりを向いているからか、必要なものを不足した状態で話しかけるとノリツッコミのような反応をしてくれる。
語尾には「ゾ」をつけるが、いつも必ずつけるわけではないようだ。シドも年齢で言えば100歳をこえているが、大厄災を経験してはいるが当時幼かったことから、「ゾラ」ではなく中間の「ゾ」をつけている……のかもしれない。
名前の由来は「ドレミファソラシド」の「シ」と「ド」。
王族でありながら非常に気さくな性格をしており、誰とでもわけ隔てなく接することから、(あとカッコいいから)、住人達の憧れの的になっている。何よりも民のことを想い、里の危機には自ら行動する。
100年前の大厄災を経験しているが、彼は当時まだ幼かった。リンクは勿論、ゼルダとも会った事はあるが、覚えていない。
父からリンクのことについては色々と聞かされていたらしく、ミファーの想い人であったことも知っている。
しかし、ミファーがリンクを気に入っていたことで彼が来る時はいつも彼と共にいたため、シドは姉を取られたように感じ悔しい思いをしていたという。今では笑い話のようだ。
大厄災の後、おそらく彼もセゴンから槍術を教わって鍛錬を積んでいったのだろう、ハテノ海に出現した巨大オクタロックを撃退した。彼のその鉱石は石工によりゾーラの碑文として残されている。
ルッタが暴走した際、ハイリア人に協力を依頼しようという声を引き受け、幾人かの民と共に里を飛び出した。それが彼の独断だったのは、大厄災の影響でハイリア人を嫌い反対する元老院やその間に挟まれ考え込むドレファンを見て、最善はぶつかることではないと判断したためだろう(勝手な想像)。
ルッタ鎮静後は、里の高台でルッタを眺め立っていたり、ミファー像を見上げていたりする。彼の言葉にもあるように、ミファーの魂がまだ神獣内にいる事をどこかで期待しているのかもしれない。幼い頃の記憶があるとはいえ、おそらく満足に様々な話をする事がないまま永訣してしまっただろう、ミファーに話したい事が沢山沢山あるに違いない。
ハイリア人を探している際、傍を通りかかったゴロン族のアギプットに話を持ちかけているが、彼を乗せて泳ぐのは無理と判断したため断る事になってしまった。
モデルはシュモクザメ。胸元のホイッスルは取り外し可能で、実際に吹く事もできる。
ムズリ
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ゾーラ族の大臣にして、ミファーやおそらくシドの教育係も勤めた経験を持つ。ゾーラ族の老人で、おそらく元老院の一人。
一人称は「ワシ」。時に、「このムズリが~~」のような形で自分の名前を言う事も。ドレファンのことは「ドレファン王」と呼ぶ。
大厄災を経験しており、語尾に「ゾラ」をつけて話す。
名前の由来は「リズム」。これを逆読みにしたもの。
ミファーが英傑としてルッタの繰り手となる事には反対しており、ミファーがようやくドレファンから赦しをもらえた際には耐えかねて途中で退出するなど、最後までどうしても納得ができなかったようだ。
それでいて、100年前の大厄災でミファーは命を落としてしまった。彼らにしてみれば「だから止めろと言ったんだ」と言った所だろう。ミファーの想いを尊重しつつも、どうしても納得がいかない。これではまるで、ハイリア人が彼女を連れていって死なせたようだと。
元々ハイリア人を嫌っていたムズリはこれによりハイリア人嫌いが一層強くなり、ハイリア人と聞くだけで怒りを露にするようになってしまった。
しかし、リンクがルッタの暴走を止めてからというもの、完全に心を入れ替え、今では怒りもしないどころか、リンクをミファーの想い人であった事まで認めている。
実直であり忠誠深く、大切なもののために本気で怒る事ができる。だからこそ彼は、大臣という大役を仰せつかる事ができたのだろう。
モデルはおそらくマンタ(オニイトマキエイ)。大臣という地位であるからして鮫かそこらかとも思ったが、これはどう見てもマンタ……(個人の勝手な想像)
セゴン
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ゾーラ騎士団の団長を務めていた実力者。おそらくゾーラ元老院の一人。
一人称は「ワシ」だが、武道気質だからかよく「このセゴンが」という言い方をする。リンクは「リンク」と言う。全般的にあなたのニュアンスとして「お主」を多く使う傾向にある。ミファーのことは「ミファー様」。
語尾に「ゾラ」をつけて話すが、武道気質なため多用はしなさそう。
名前の由来は……ちょっと私じゃわからない。バレエ用語に「ア・ラ・セゴン」があるのでそれか、単純に「セカンド」をもじっただけかもしれない。
かつて現役時代は「鬼軍曹」とも呼ばれたらしく、相当な熱血騎士だった事が窺える。
昔、ミファーの槍術指南を担当し、彼女を我が娘のように愛したという。故に、ミファーが神獣の繰り手にと依頼があった際は猛反発。最終的にドレファンが赦しを出した際などは、最後まで不機嫌な顔で天井を見上げていたという。騎士道精神からか、ムズリ程改まった場で感情的にはならないようだが、100年後にリンクを見るなり恨み言をぶつけるなど怒りは収まる事がなかったようだ。
ムズリ同様、リンクがルッタ暴走を止めてくれたことで、過去に整理をつけた。リンクを「真の英傑」といいこれまでの無礼を赦してくれとまで言うようになる。その際、「今までの無礼、水に流してくれんゾラか? ゾーラの里だけに…水でジャブジャブと」というオヤジギャグっぽい事を言うような、お茶目?な面もある。
ミファーがルッタを繰るために受けた試練をリンクもクリアしたことを知ると、流石は英傑と、もはやベタ褒め状態である。
おそらくは兵士長時代輝かしい成果などもあったのだろう。ルッタ暴走の際も、老体でありながら種族的に触れることさえできない電気の矢を何とか掴もうとしている辺り、ゾーラのため王家のためミファーのため、一心不乱に行動している様子が見受けられる。
しかしリンクの登場を確認すると様々な思いが入り混じったのか、はたまた老体となって精神的に脆くなっている事も自覚してか、今にもルッタに討って出ようとする彼に「頑張って」と声をかけると「今日の運勢は怪我に注意」らしく、すごすごと早々に諦めてしまう。
今では兵隊長の座を引退しているようで、後任をスババに任せ、彼なりに老後を楽しんでいるようだ。
ムズリ同様、実直で意思の強いゾーラなのだろう。彼が活躍していた頃は、ゾーラ達も今以上にぴりっとしていたに違いない。
ゾーラでは有力キャラ扱いではあるが、特別モデルはないようで一般老人ゾーラと同じ(身体やスカーフ等の色で差別化)。
カポーダ
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ゾーラ一族の老人で、元神父。ゾーラ族の間で神父の立ち位置がどういうものかはわからないが、特別な役割であったわけでないなら元老院ではないかもしれない(勝手な推測)。
一人称は「私」。基本的に相手を「お主」と呼ぶ。特定が必要な場合は名前を言うようだ。
語尾に「ゾラ」をつけて話す。使用頻度も高く、ごく一般的なゾーラ老人の話し方をしていると思われる。
名前の由来は「ダ・カーポ」のアナグラム。
100年前の大厄災を経験しており、彼もミファー選出には反対していたに違いない。
しかし神父という職業柄か性格か、今では「罪を憎んで人を憎まず」と言って過去の過ちは水に流すと言ってくれている。
神父を引退した後は悠々自適の生活を送っているが、仕事一筋だったのだろう、とても退屈で仕方が無さそうだ。
リンクと再会した際に、どこか旅先でいい縁談があればぜひ紹介してほしいと頼まれる。彼はその後、エノキダとパウダの結婚式で神父を務めることとなる。式では、ご老体であるからかネタとして仕込んだからか、「スポーツマンシップに則り」などと言ったりもしていた。
もし、リンクがミファーと結ばれるような世界線があったとしたら、きっと彼に神父を勤めてもらったに違いない。
彼がイチカラ村へ旅立った後、「山々を越えていくなんて、いまだにご健在だ」と話す人がいる辺り、人々からの人望も厚かったのではないかと思う。
ジアート
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ゾーラ族の老人。かつての石工に倣い、ドレファン王の碑文を後世に残すべく奮起している。元老院かどうかは不明。
一人称は「ワシ」。リンクは「リンク」という。場合によって「オヌシ」を使う。
語尾に「ゾラ」をつける、老人の一般的な話し方。
ゾーラの過去を研究し未来へと伝える歴史学者。
彼がこれまでに残してきた功績がどういったものかはわからないが、現在は、里に置かれているボロボロの古い石碑を見て、外にある10基の石碑の内容と共に1冊の本にまとめようとしている。
水のある生活を送るゾーラは紙との相性が悪いため基本的に石に文字を残すのが主流で、ジアートの言う本も石のものであると思われる。しかし、「1冊の」と言っている辺り、もしかしたら紙の本に残そうとしている事も考えられる。彼らのリアルな人生を考えれば前者が妥当だろうが、結末は確認できないため不明。
(以下はゾーラの作る本。石版に文字を打ち込んで作られる)
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モルデン
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ゾーラ族の老人で、「英傑祭」を取り仕切る役割を担っている。元老院かどうかは不明だが、英傑祭を取り仕切る辺り、その一人である可能性はある。
一人称は「ワシ」や「わし」(どちらの表記も確認できた)。リンクのことは基本的に「貴様」という(名前で呼ぶ事もあるのかもしれないが)。
語尾に「ゾラ」をつけて話す。
名前の由来は、装飾音を表す「モルデン」から。
彼もミファーを失ったことでハイリア人やリンクを酷く嫌っていたが、ルッタ暴走を解決したリンクを見てヒレをたたむ。
毎年英傑祭を取り仕切っている彼だが、歳だからか不注意でか、祭りで使う「祭事の槍」をロスーリに見てもらおうと運んでいる最中どこかへ落としてしまった。当然誰かに話すわけにもいかず、毎晩心当たりのある周辺をうろついては槍を探していた。
ロスーリ
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ゾーラの老人で、里の彫金師。職人サイドのゾーラなので元老院ではなさそう(個人の勝手な想像)
一人称は「ワシ」。リンクは「お主」と呼ぶ。
語尾に「ゾラ」をつけて話す。
名前の由来は「スロー」しか思いつかない(一応音楽記号ではある)。
表で看板娘をしているマルートは、彼の孫娘。
孫娘とは対象的に、彼は大人しく物静かなタイプのゾーラのようだ。
ゾーラ一番の彫金師で、レトーガンとフーキュを弟子に持つ。
ミファーが生まれたときそれを祝うため光鱗の槍を作った。ミファーの死後、英傑祭に使用する祭事の槍を作ったのも彼である。また、それらはロスーリにしか作ることを赦されていない。
おそらく、ミファーの槍を何度も修繕していたのだろう。リンクが槍を壊すなりなくすなりした場合にも作り直してくれる。
スババ
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ゾーラの若手。130歳以上。
一人称は「私」。リンクは「リンク様」と呼ぶ。
語尾に「ゾラ」をつけていることから、人間でいう成人~中年の間くらいの年頃と思われる。
名前の由来は、声楽のパート「バス」と思われる。
幼かった当時は「ガキ大将」と呼ばれるほどやんちゃだったようだが、今ではゾーラの里を見回りする立派な騎士団の兵隊長だ。おそらくはセゴンに厳しく指南いただき、立派なゾーラ兵として成長したのだろう。
リトバンやジョアダとは幼馴染。今では彼ら幼馴染ズが主に里の警備を行っているようだ。
スババは里をぐるっと見回りしており、夜になるとタッカの反対側(王室向かって右側の階段下)を警備している。
ちょっと待った。お前DLC2弾で親父とか言ってたけどまさかセゴンの息子なのか……?
彼も大厄災を経験している。
その後はぐれガーディアンがやって来た際にはこれを撃退できずドレファン王に処理していただいた事もあり、一層警備には力が入っていそうだ(個人の勝手な想像)
ジョアダ
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ゾーラの若手。130歳以上。
一人称は「私」。
語尾に「ゾラ」をつけて話す。
名前の由来は、ゆっくりの意の「アダージョ」。
幼い頃は女傑と言われるほど勝気な女性だったらしい。
幼馴染のスババやリトバンと共に育ってきたせいか元々家柄がそうだったからか、彼女は女傑らしく逞しく成長し、今では彼らと共にゾーラの里を警備している。
おそらく彼女もセゴンから厳しい指南を受けて成長してきたと思われ、もしかしたらミファーと手合わせした事もあったのかもしれない。
ゾーラの里はゾラ台地や貯水湖に続く道が設けられており、ジョアダは東側(貯水湖側)で主に警備を行っている。西側には誰もいないわけだが、これは雷獣山がある事、試しの岬へ無闇に遊びに行く者がいないかの見張り、貯水湖の見張りも兼ねているためと思われる。もしかしたら、フララットから話があってこういう立ち位置になったのかもしれない(勝手な想像)
ルッタが鎮まった後には観光客が増えてくれると嬉しいというなど、他種族との交流にも積極的のようだ。
100年前の大厄災を経験している。
リトバン
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ゾーラの若手。130歳をこえている。
一人称は「僕」。リンクは「リンク様」と呼ぶ(改めて「ハイリアの英傑様」とも)。
語尾に「ゾラ」をつけて話す。
名前の由来は、声楽のパート「バリトン」。
スババやジョアダとは幼馴染。二人に比べると穏やかな方ではあるが、ゾーラ兵として腕を磨き日々里の警備にいそしんでいる。主に、正門の番をしている。
その昔、リンクがゾーラの里を訪れた際、泳ぎを教えてもらった事がある。
すぐ隣で門番をしている女性は彼の娘。妻は誰か不明だが、ジョアダではないような気がする。
コダー
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ゾーラの若手。100歳そこそこ。
一人称は「私」。リンクのことは「リンリン」と呼ぶ。
大厄災を経験しているが当時幼かったためか、語尾にゾラはつけない。ミファーが今も生きていれば、彼女と同じくらいの年齢。
名前の由来は、終始部や結尾句を現す「コーダ」。
里の宿屋にて旦那の仕事を手伝っている(ようにはあまり見えないが)。
幼馴染のカーティと結婚し、娘のフィネに恵まれた。
リンクとも交流があり、その昔、「ミファーと私のどっちをとるの!?」と言って困らせた事がある。
フィネには、危ないから遠くへ行ってはいけないと厳しく注意している辺り、教育には厳しそうだ。
娘がハイリア人の商人を連れてきた際に、男を見る目がないのは誰ににたのか、とやや自虐的に言っている。が、それはあくまで皮肉のようなもので、「そんなところも好きなんだけどね」としっかり旦那を愛していることだろう(勝手な想像)。
カーティ
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ゾーラの若手。100歳そこそこ。
一人称は「僕」。リンクのことは「リンク様」と呼ぶ。
大厄災を経験しているが当時若かったため、語尾にゾラはつけない。
名前の由来はさっぱりわからないが、まさか「カーティス音楽学校」ではあるまいな……
100年前の大厄災を経験しており、リンクとも面識がある。
穏やかそうな優男で、宿屋「サカナのねや」を経営。この地を訪れる旅人に癒しを提供している。
幼馴染のコダーと結婚し、娘のフィネに恵まれているが、それを語る彼はどこか遠い目をして俯いている。もしかしたら、コダーに強引に押し切られた節でもあるのかもしれない(勝手な想像)
二人の性格や言動から、いつもコダーに手を引っ張られていたような光景が目に浮かぶようである(勝手な妄想)
レトーガン
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「私」。
語尾にゾラはつけない。「であります」を語尾によくつける。
名前の由来は、ゆるやかにの意の「レガート」ではないかと思われる。
里の彫金師見習いで、ロスーリのもとで修行を積んでいる。
シドのハイリア人探しの際には共に里の外へ出て、シェモ・ラタの祠の近辺でハイリア人を探していた。
繊細な技術を必要とする職だが本人の性格は勢い強く、何も知らず会話を行ったなら彼を騎士と勘違いする者もいるのではないだろうか(勝手な想像)
一途で良い人だが、仕事第一なのだろう、女性の影は見られない。毎日起きては仕事に明け暮れ、そして眠りにプールへ向かう。
ルッタ鎮静後は、フーキュと共に里の修繕に心血を注いでいる。
フーキュ
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ゾーラの若者。おそらく100歳未満。
一人称は「私」。リンクのことは「リンクさん」と呼ぶ。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、「休符」。
レトーガン同様ロスーリのもとで彫金師として弟子入りしている。フーキュの方が兄弟子。
ディーメを妻に持ち、ポンテとアンテの子宝に恵まれている。穏やかな性格だが、外へ出たっきりなかなか戻らなかったディーメを「外出禁止」と思い切り怒るなど、厳しい一面も持ち合わせている。
好きな仕事をして、愛する者と結ばれ、夜になれば子供達が迎えに来て……リア獣(充)すぎるゾーラである。実際の所はさておき、少なくともゲーム内では一番リア獣しているように見える。爆発しろ。
ディーメ
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ゾーラの若手。100歳未満。
一人称は「私」。フーキュのことは「ダーリン」と呼ぶ。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、単純に「メロディー」かもしれない。
フーキュの妻で、ポンテとアンテの息子二人に恵まれる。
非常に楽観的な性格で、フーキュの心配をよそに、魚をとりにゾーラ川へ出かけた際ハイリア湖まで行ってしまったが珍しい魚をとるのに夢中で帰るのを忘れていたらしい。危機感は薄いようで、ハイリア湖でも「楽しいですねー!」なんて暢気なことを言っていた。
とった魚をコーラル・リーフに卸すことを仕事としており、毎日魚を採りに出かけているようだ。しかしなかなか戻らなかった一件でフーキュに怒られた際は、しおらしく里で大人しくしていようと話していた。
ちなみに、ミニチャレンジを受ける前に会いに行く事もでき、天候によってセリフが一部異なるという細かさ。
ドゥンマ
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「私」。リンクのことは「お主」と呼ぶ。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、両手での意の「ア・ドゥマン」ではないかと思われる。
リトバンの娘で、同じようにゾーラ騎士への道を志している。若くして実力を認められたからか、父と共に正門に立ち見張り番を行っている。
シドのハイリア人探しの際は、門から離れる事ができず参加していなかったものと思われる。
穏やかな父とは違いかなりキビキビした性格のようで、久しぶりにリンクが来訪した際話し込んだ父を勤務中だと注意する場面も。
ミファーは当然として、同じ女性騎士のジョアダを尊敬していたりするのかもしれない。
フララット
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ゾーラの若者。おそらく100歳未満。
一人称は「私」。リンクは「リンクさん」と呼ぶ。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、音楽記号の「フラット」。
閉店してしまった防具屋店主の娘で、王室直属の書記官をしている超エリートのゾーラ女子。職業柄年齢はやや上のように思われるかもしれないが、個人的には「若くして才を成した秀才」の線を推したい(個人の妄想)。ルトアやトオンを横目にひたすら勉強してそう(個人の妄想)。
ただ、ライネルの写真を見せた際に「里の若者に見せて~~」と言っていたので、少なくともフーキュ辺りの年齢ではありそう。コダー<フララット<ルトアくらい(妄想に妄想を重ねる)。
いつも定位置で俯き気味にしてじっとしているため、薄幸の美少女感がすごい(個人的な感想)。ただ、彼女は仕事に文句があるような様子ではなく、辛い事があるというよりは単純に悩みが尽きないといった具合なのだろう。
ミファー像の損傷具合を見ていたり、里の者達に注意喚起をしたりと、ゾーラの里の治安維持も任されているのかもしれない。
非常に物静かな性格で、見るからに押しも弱そう。護ってあげたいゾーラ女子ナンバー1に輝いてそう(勝手な想像)。
とても物静かでゆったりした喋り方をするが、ミニチャレンジの際に赤ちゃん言葉を使って説明したり、雷獣山に向かう説明の際にゾーラの鎧がある前提で話したりと、真面目で勤勉ではあるが少し抜けているというかズレている所があるのかもしれない。
シドがハイリア人を探していた際も、職務的に里を離れる事ができなかったため、と考えられる。それか、やはり他の者よりは歳が上だからなのか……
ヘオン
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「私」。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、音楽記号の「ヘ音(記号)」。
里のよろず屋「コーラル・リーフ」の店主。主に新鮮な魚を取り扱っている。
コーラル・リーフは何百年も続く由緒正しいよろず屋らしいが、店を継いだのか働きにきているのか、今は彼が切り盛りしているようだ。
様々なものが置いてあるがメインはやはり魚で、ディーメなどがとってきた新鮮なものを買い取って並べている。
妹のトオンには頼りないと思われている。看板娘のマルートにもマジメと言われていた。
ルッタの影響などで客が減ってしまい経営が危ぶまれていたらしいが、リンクの活躍により何とか景気回復、なんとかなりそうらしい。
店番があるため、シドのハイリア人探しに出かける事はできなかったと思われる。
マルート
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「マルート」。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、アクセントの意の「マルカート」ではないかと思われる。
工房とよろず屋を合わせてマルートマートと言うらしく、そこの看板娘をしている。
底抜けに明るい性格で、いつも元気いっぱい。ロスーリの孫娘。
マルートマートのテーマソングがあり、いつでも歌ってくれる。「マルートマートっ♪ マルートマートっ♪ マルートマートでほほいの…ほーーいっ♪」その後「カワイイでしょ?」と聞いてくる。かわいい。「ほほいの…」の辺りで「ふんふふーん」と音声がついている。とてもかわいい。
しかしこの感じ、ヘタしたらテーマソングはおろかマルートマートという名前さえ彼女が勝手につけたものではないだろうか……
ノール
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「小生」。相手を呼ぶときは「貴殿」という。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、普通にの意の「ノーマル」ではないかと思われるけど安直過ぎるし違う気もする
*「テノール」ではないかとコメントいただきました。言われてみれば、これしかないな!
偉い人みたいな喋り方をするゾーラ。
シドのハイリア人探しの際に共に里の外へ出て、彼もハイリア人探しを行っていた。その際、うっかり昼寝をして塔の頂上につれていかれるなどの姿も見られる辺り、マジメ腐っているわけでもなさそうだ。
しかしやる時はやる男のようで、あの塔の高さから思い切って川に飛び込んだようだ。その時、水面に映る自分の飛び込む姿を見て感動したらしく、その瞬間こそ人が一番美しく輝くときだと悟っていた。
しかし、里でも里の端から下に流れる水竜を眺めている際も腰が引けているようにも見えるため、怖いものは怖いのかもしれない。
雷獣山頂上の試しの岬から飛び降りる時の姿が物凄く美しいと豪語している。なるほど、フララットを困らせている連中の一人なのだろう。もしかしたら、「試しの岬チャレンジを推奨する輩」というのはノールの事を言っているのかもしれない。
タッカ
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ゾーラの若者。100歳未満。
リンクのことは「英傑様」「お主」と呼ぶ。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、「スタッカート」ではないかと思われる。
ゾーラ王室の階段下の警備を任されており、いつもキビキビした態度で職務を全うしている。
100年前の話をスババから聞いて知ったということで、100年前の大厄災は経験していないものと思われる(=100歳未満)。
警備を行っている位置が位置なので、シドと共に外へは出て行かなかったのだろう。
詳細が確認できないため不明ではあるが、トルフォーと同期もしくは、スババ達とトルフォーの間の立ち位置と思われる。
ルトア
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「私」。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、声楽のパート「アルト」。
ザ・イマドキのゾーラ女子という感じ。シド親衛隊の隊長で、いつもシドの話をしたり彼を目で追いかけたりしている。
よくトオンやルラチュと話をしており、夜になると物憂げに佇み、そして深夜には「『すごいですわ』と言いながら狂ったように走り出す」。しかし朝になって立ち止まった際話しかけると、その後はトオン達と話を始めるまで、ずっとリンクの方を向いてガッツポーズをする。後ろに回りこんでもこちらを向く。トオンたちと話を始めても、リンクが動けば何故かこちらを向いてガッツ。そして何故かルラチュもマネをする(バグっただけか?)
時折シドの姿を探すような動作をする。手の甲(爪?)を見たりと、女子っぽい動作が多い。ルトアは他のゾーラより多くの細かい動作が設定されているような気がする……
お嬢様言葉のような喋り方をしており、物腰は柔らかい。あまり細かい事を気にしそうにない。
ハイリア人探しの際も里を出ていたが、事態に危機感を覚えてのことというより、シドに心酔しているがため彼に声をかけられたから二つ返事で、といった具合だろう。湿原で会った際も、水遊びしていたようだし。
余程シドしか見えていないのか、里で再会した際にも「ゾーラ川で会ったような、会わなかったような……」と言う始末。確かに、ルトアと会ったのはラネール湿原であり、ゾーラ川ではない。しかしかわいいので赦す(超個人的感想)
しかし、友人だろうトオンは眠るのにルトアは眠らないのは何かあるのだろうか……
トオン
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「あたし」。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、音楽記号の「ト音(記号)」
ルトア同様、ザ・イマドキのゾーラ女子。シド親衛隊の隊員。
ヘオンの妹で、彼とは対照的に元気いっぱい気さくな女子。夜になると階段の上からシドの姿が見えないかとため息を吐いている。
シドと共にハイリア人探しに出かけた際には、ちゃっかり「私のシド王子」などと大胆な発言をしてしまっている。
日中はルトアたちと話して過ごし、夜になるとシドの姿を求めて階段の上へ、深夜にはプールに向かい眠る。ごく普通の平穏なゾーラ女子の日常といった感じだ。
しかし、睡眠中も「さすがシド王子!」と寝言を言っている辺り、心酔具合はルトアよりも強いのかもしれない。
ヘオンに対しシド王子を見習って欲しいと言っているが、普通に兄想いの良い妹のような気がする(勝手な想像)
トルフォー
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ゾーラの若者。100歳未満。
一人称は「アタシ」。リンクに対して「お前」という。
語尾にゾラはつけない。
名前の由来は、続けての意の「フォルトファーレン」ではないかと思われる。
一日中槍の訓練を行うほどマジメなゾーラ女子だが、誰に影響を受けたのか、なかなかに口が悪いのが玉に瑕。ルトア達とは違った意味で、イマドキのゾーラ女子、というやつなのだろう。
ヒノックス討伐を断った際には「ンだよー シケてんなー」とかなり砕けた言葉遣いをする。
性格自体はまじめで実直。彼女自身が言葉にしている通り、強くなろうという意思がよく窺える。ドゥンマやジョアダのように、はやく一人前のゾーラ騎士として成長・活躍したいと思っているようだ。
フィネ
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ゾーラの子供。
一人称は「私」
名前の由来は、「フィーネ」
コダーとカーティの娘。厳しく躾けられていることに多少なり不満があるようで、手紙を出しに行きたいという願いを却下された事に腹を立てていたこともあった。しかし厳しい躾けのおかげか言葉遣いはきちんとしており、礼儀正しい。
ゾーラの女子がシド王子に夢中になる中、フィネは「私だけの王子様を探す」と言ってメッセージボトルを川に投げる。それがあるハイリア人に届き、文通が始まった。彼女は文通相手の彼(ササノ)と会う事ができ夢中になっているが、コダーに言わせれば「パッとしない。男選びがヘタ」と少々手厳しい。
純粋一途な娘。
ルラチュ
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ゾーラの子供。
一人称は「ルラチュ」。
名前の由来は「ナチュラル」
多感なお年頃のゾーラ幼女。英傑祭の詩を覚えるなど賢い一面もあるが、歌は別に聞きたくないというと「ふーんだ!」と拗ねてしまう。
ルトア達の影響か、ルラチュもシド王子に心酔している様子。色んなことに興味津々。
英傑祭の詩について、アンテとよく話をしているようだ。ミファー像の前で一緒にいる姿が目撃されている。
ポンテ
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ゾーラの子供。
一人称は「俺」。
名前の由来は「テンポ」
お母さん大好き元気な男の子。フーキュとディーメの息子で、ディーメの性格を色濃く受け継いでいる。
夜になればアンテと共にフーキュの所へ走り、睡眠プールへと直行する。日中はいつも走り回っている。
母親が戻ってこなかったとき、母を心配しつつも代わりにカエルを売ってなんとかしようとしているとても親孝行な少年。母親についても「仕事長引いてるだけでしょ」と笑うなど、とても楽観的な様子が窺える。
アンテ
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ゾーラの子供。
一人称は「ボク」
名前の由来は「アンダンテ」と思われる。
フーキュとディーメの息子で、とても物静かな子。なかなか帰ってこない母親を心配しているも、強がっているのか心配を表に出すと気持ちが決壊してしまいそうなのか、誰にも相談できないでいた。ポンテとは対照的である。
ルラチュとは仲が良いのか、英傑祭の詩について話し合っていたりした。また、強くなりたいと思っているようで、ミファー像の台座を刺せるくらい高く跳べるようになりたいと話している。強くなって母親を護りたいと子供ながらに思ったのかもしれない(勝手な推測)
ディーメが帰ってきたことに心底安心したようで、リンクにも心開いてくれるようになり「お兄ちゃん、また何かあったら助けてね」と言ってくれる。
ゾーラ族や里にまつわる話
*公式設定が基ではありますが、物によっては個人の想像や考察が入っているのでお読みくださる場合はご注意ください。「そういう見方もあるんだな」程度で。
*また、公式資料集はBotWのものしか読んでないので、他を読んだことで添削する事があるかもしれません。
ゾーラの里周辺の地名
歴代ゾーラの名前や関係するものの名前がもとになっている。
ルト湖、ルト台地、ルト山:ルト(時のオカリナ)
ダルブル橋:ダル・ブルー(ムジュラの仮面)
オーレン橋:オーレン(神々のトライフォース2)
ラルート大橋:ラルト(風のタクト)
トト湖:トト(ムジュラの仮面)
ルル湖:ルル(ムジュラの仮面)
ミカウ湖:ミカウ(ムジュラの仮面)
ゾーラ族が以前住んでいた場所
文献によれば、ゾーラ族がラネール地方に定住したのは1万年以上前の事。しかし、これ以前に起きた出来事として、戦下手な王がリザルフォスを退治する話が残されている。
ドレファン王の玉稿を書き起こした碑文によれば、この戦下手な王がリザルフォス退治に出たのは、ド・ボン山脈に魔物が大量に集まりつつあるという話を聞いて。
だが、ド・ボン山脈といえば完全にラネール地方、それもゾーラの里からかなり近い場所である(以下写真参照)。遠征したという可能性もあるが、あまりに離れた地の出来事であれば自分たちの生活を脅かされるとは考えにくい。他勢力と協力した記述もない(ゾーラが優勢、という書き方をしているのでゾーラ族のみだっただろう)ので、自分たちのために戦ったはずだ。
直接居住地が脅かされることがなくとも、今でいうゾーラ川辺りによく漁をしに行ったり居住地にできないか偵察していたりしたのかもしれない。
ただ、現在見る事ができるマップは1万年以上前のものとは大きく違うだろう。そう思えば、そう遠くないハテール方面に住んでいたのかもしれない。
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↑写真二枚目は、赤ピンの位置がド・ボン山脈
トト湖と遺跡
ゾーラの里の北、大きな広い滝をのぼった先にある湖。おそらくアッカレ湖の水源となっており、地下脈を通りゾーラの川にも水が流れているだろう。
この湖には、遺跡がある。いつの時代に造られたのかいつ壊れたのか定かではないが、古代民族によって造られたものと思われる。公式資料集ではゾナウ族の遺跡と同じ色で分類されているが、「古代民族」という大きな分類でまとめられただけという可能性もあるため、これがゾナウによるものかは断定できない。
しかし、地上に生きる者達が水中に建造物を建てるとは考えにくい。ゾーラ族は古くから続く民族であるため古代民族に該当するとは思えない(普通にゾーラ族と言うだろう)が、同じ時代を生きていた種族であるからこそ、もしかしたら協力関係にあった事もあるのかもしれない。
もしそうでなければ、その昔、この地に水は無かった可能性もある。
ゾーラ族は、おそらくこの地へ移住する際、もしくは滝の施設(滝の頂上にある、滝の水を制御しているであろう建築)を造る際に遺跡を見つけたのかもしれない。
もしくは物凄く単純に、昔のゾーラ族が作っただけ、というものかもしれない。昔から代々続いてきたゾーラ族をさして「古代民族」というかは疑問だが。
この地では100年と少し前、ドレファン王がリンクの功績(ライネル討伐)を称え当時彼が身につけていたゾーラの兜を保管した。その場所としては、写真2枚目の位置になるが、その時すでに廃墟だったのだろうか。
ドレファンがゾーラの兜を安置したことを記載した碑文には、「ゾーラの里の北にあるトト湖の拝殿に安置する」と書かれていた。廃墟となった建物を拝殿と言うだろうか(拝殿跡などと言わないか?)。また、廃墟が拝殿であった事を少なくともドレファンは知っている。この地について、彼は何らか知っている事があるのかもしれない。
ちなみに拝殿とは、拝むために本殿の前に建てられたもののこと。つまり、本殿がこの近辺に存在していたのかもしれない(単純に、拝むための施設という意味なのかもしれないが。神社ではないので)
ちなみにトトといえばムジュラの仮面に出てきているが、関連は不明。というかこれを書いている人(私)が他のゼルダの詳細を知らない……
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ゾーラ族や彼らの住む地には魅力がいっぱいだ。続編でも、彼らの活躍や魅力が見られることを願う。