プルアさんのハイラル解説コーナー2~ゾナウ文明と古代遺跡考察~
プルア「チェッキー☆」
リンク「…………」
プルア「ふむふむ。回生の祠利用者は、時が経っても偏屈になったっきり、と」
リンク「(突っ込む気も起きない……)」
ゼルダ「火急の用みたいですけど、何かあったのですか?」
リンク「さっきさよならしたばっかりですよね」
プルア「あの後に大発見があったから呼び戻したのよ。ついでに言うと、また書いてた内容消えたんだけど?」
リンク「それは俺に言われても困ります」
プルア「それじゃ、遺跡の話いってみよー」
リンク「切り替えはやいなぁ……」
*内容は公式設定や実際ゲーム内で確認できる事が基ですが、考察はあくまで私個人が勝手に想像したものです。その内容も1通りではありませんし、とても変な方向に妄想が飛んでいると思います。ただの与太話として受け取っていただければと思います。
プルア「もう早速内容入るからね」
リンク「根に持ちすぎでしょ」
プルア「まず、世界各地に遺跡があるのは知ってるでしょ? あれって、ハイリア文明のものやゾナウ文明のもの、色んな文明によって造られた遺跡なのね」
リンク「それはそうでしょうね」
ゼルダ「ローメイやドイブランなどもそうですよね」
プルア「そうそう。あれらはゾナウのものって言われてるね。彼らが崇拝していたとされる、龍や梟や豚の意匠も見られたりするし」
リンク「それって確か、勇気、知恵、力、を表すんでしたよね。ドイブランには梟みたいな石像ありましたし」
プルア「おっリンクにしては物知りじゃん。感心感心」
リンク「…………」
プルア「龍は勇気、梟は知恵、豚は力とされてたみたい。でもって……この並びって、どこかで聞いた事ない?」
ゼルダ「もしかして……女神の泉ですか?」
プルア「そのとーり! 勇気の泉、知恵の泉、力の泉、これらと全く同じよね。これって偶然? そんな偶然、普通に考えてあるわけないっしょ」
リンク「(偶然ってことでいい気がするけどなぁ)」
プルア「そんでね、世界各地で見つかってるハイリア文明っぽい遺跡だけど、太古の女神に由来する三つの泉……さっき挙げたやつね。これと年代が相応するって言われてるのよ」
ゼルダ「それって、もしかして……」
プルア「仮説だし、結論を急ぐつもりはないわ。でも、三つの泉と年代を相応するハイリア文明遺跡と、三つの泉と同じ意味を持つ崇拝対象があったゾナウ文明遺跡……無関係だとは思えないよね?」
プルア「それに例えば、ゾナウのものと思われる遺跡って世界各地にあるんだけど、例えばイチカラ村の近く、マーリン湾付近の遺跡について考えてみて?」
ゼルダ「あの辺りには確か、ハイリア文明のものと思われる遺跡とゾナウ文明のものと思われる遺跡がそれぞれ近くにありますね」
プルア「そうそう。坂の上にゾナウ文明遺跡、坂の下にハイリア文明遺跡。でもさ……これ、床の模様といい残った壁や柱といい……同じじゃない?」
ゼルダ「正直、違いがわかりませんね」
プルア「まぁ細かい所で違ってたりするのかもしれないけど……要は細かい違いについてじゃなくて。この二つの遺跡、無関係だと思う? はい、明後日の方見てぼーっとしてるリンク」
リンク「え、あ……」
プルア「話聞いてないのは減点なんデスケド? まぁいいわ。この二つ、階段で繋がってたっぽい跡もあるし、元は二つ合わせて一つの施設だったと思うのよ」
ゼルダ「でも、それだとハイリア文明とゾナウ文明は同じという事になってしまいます」
プルア「んー、同じではないと思う。それっていうより、協力関係にあったひとつの証拠のようなものになるんじゃないかなって」
ゼルダ「協力関係……シーカー族ともそうだったかもしれないと言ってましたね」
プルア「うん。まぁハイリア文明自体、建造物なんかはシーカー族が強く絡んでるものなのかもしれないけどね。けど、そう考えると占い師がゾナウの末裔っていう仮説も信憑性が出てくる。その昔から何らかの協力関係があったのなら、どこかしらで接点が残っててもおかしくはない」
ゼルダ「その接点というのが、マーリン湾の遺跡だと」
プルア「あれらの遺跡は繋がってそうだからね。もしそうだったら、だよ?」
リンク「でもここまで協力的なんだったら、それってめちゃくちゃ良いヤツですよね」
プルア「それはわからない。前も言ったけど、協力したのは裏があるからかもしれない。それは、今はとりあえず置いとくわ。まだ考えてもわかんないから」
プルア「リンク、さっき話した遺跡に玉あったでしょ? リター・ズモの祠に使うやつ」
リンク「よく知ってますね」
プルア「実はこの遺跡って、マキューズ半島の砂浜の道に向けて石段ができてたの。それになにより、祠周辺には遺跡っぽい柱とかあったでしょ?」
リンク「言われてみれば確かに……」
プルア「解説その1でも話したけど、ゾナウ遺跡と祠って結構同じ場所にあったりして、無関係には思えないものが多いのよね」
リンク「(解説その1ってなんだ?)」
ゼルダ「ローメイやドイブラン、勇気の泉もそうですね」
プルア「そこにどういう関係があったのか実際のところはわからない。けど、このリター・ズモの祠も、協力して造ったんじゃないかと思うのよ。床の模様とか的にも」
リンク「どっちかが真似て造っただけ、っていうのはないんですか?」
プルア「だって公式が別物として紹介してるんだし仕方ないでしょ」
リンク「こ、公式……」
*実際、公式資料集ではそれぞれ別のものとして紹介されていますが、どう見ても同じ遺跡で、しかもその先の祠にも同じ遺跡があることから、これらは全て一つのものだったのではないかと考察しています。
プルア「で、名前が出たローメイだけど、現時点では三つ存在が確認されてるわね」
ゼルダ「ローメイ島、北ローメイ城跡、南ローメイ城跡、の三つですね」
プルア「これらはおそらくゾナウ文明の遺跡なんだけど、この三つそれぞれには祠も存在するネ」
リンク「そういえばこの祠で手に入ったアイテムって、蛮族シリーズでした」
プルア「そう。その蛮族こそゾナウ民族だったんじゃないかって言われてる。ゾナウ遺跡の中に祠があって、その祠の中にゾナウ民族のものと思われる服がある……無関係だなんて言えないわよね」
ゼルダ「偶然で片付けてしまうには惜しい状況ですね」
リンク「ローメイといえば、祠の近くから行ける地下があってガーディアンが多数いたんですよね。これはどういう?」
プルア「それについては、仮説が二つ。ひとつは、地下がガーディアン格納庫だったこと。もうひとつは、宝物庫みたいなところだったこと」
ゼルダ「格納庫説はありそうな気がします。5本の柱以外にも、ガーディアンを収納していた場所があったのではと前々から思っていましたし」
リンク「この中にいたガーディアン達も、ガノンに乗っ取られていました。ピンク色でしたし」
プルア「うん。だからこそ、考えられることがある」
ゼルダ「それは何ですか?」
プルア「ガノンはそれこそ、はるか昔からハイリアとの戦いを行ってきた。当然、ローメイの島や城が建設された時だって、勿論祠が作られたときだって、封印されてたか動いてたかの差はあるけど、ガノンはハイラルに既にいたわけで」
プルア「ってことは、ガノンはローメイ……ゾナウ民族の動きも知ってたはずよね。これらの建造についても認知していたはず」
リンク「だからこそ、100年前もローメイ島や城を襲ったんですね。ここに格納されていたガーディアンを乗っ取るために」
プルア「まぁ仮にここが宝物庫とか別な場所だったとしても、ガーディアンはこの地を襲った事になる。どちらにせよ、ガノンに認識されていた地であることは間違いない……」
プルア「そこで、ひとつ疑問があるのよ」
リンク「どんな?」
プルア「怨念と化したガノンにどれだけの思考能力があったかはわからない。そもそも知恵も知能も無くして、ハイラルを支配するという怨念だけが残っていたのかもしれない。まぁ、それはどっちでもいいのよ。いや、むしろ怨念だけになったって場合の方が説得力あるか?」
リンク「一人で納得しないでください」
プルア「今から話すんだってば!」
プルア「若いやつはせっかちで困るのう……ごほん。それで疑問だけど、乗っ取りに行ったにせよガーディアンが襲ったにせよ、どうしてそんな事をしたと思う?」
ゼルダ「それは、ガノンにとって脅威となる何かがそこにはあったからですよね?」
リンク「格納庫だったのならガーディアンを乗っ取りに行ったって、さっき言ってたじゃないですか」
プルア「アタシが言いたいのは、ガノンに要注意と認識されるくらい彼にとって重要な場所だったってこと。まぁ城跡って言うくらいだし、大層な建造物だったんでしょうけど」
ゼルダ「それは納得できるところではありますが、そうすると何が疑問なのでしょう?」
プルア「だって、ローメイ城跡、特にヘブラのなんていわば偏狭の地よ? 神獣は、わかる。ガノンを苦しめる要になってたわけだからね。何が何でも乗っ取る気でいたでしょ。もしローメイがシーカー族の発明とか関係ない、ただの民族の建造物だったら?」
リンク「ってことはもしや、ローメイもそういう場所だったと……」
プルア「じゃないかなって。だってガーディアンはヘブラ方面にもゲルド方面にもほとんど侵攻してないのよ。だけどどちらのローメイ城跡近くにも、ガーディアンの残骸が転がっていた……これって、ガノン絡みで何かあったってことじゃない? 現に、城跡の迷路にはガノン汁もあったんでしょ?」
リンク「ガノン汁て」
プルア「ガーディアンの残骸だって、どのローメイ付近にもあったはず」
リンク「ありましたけど」
ゼルダ「でもそう考えると、ローメイはガーディアンを格納していたのではなく、何か宝物を、それもガノンに強く影響があるようなものを保管していた……?」
プルア「ガーディアンを格納してた可能性は高いと思うけど……んー実際どうなんだろ。宝物庫だったって説も捨てきれない。だってローメイ島にはダイヤの頭飾りがある。あれには古代兵器に対する耐性があったはず」
リンク「ありましたね。でも、あれってゲルドの装飾品なんですよねそういえば」
ゼルダ「えっ、それはどういう……」
プルア「けどあれは宝石の持つ力を基にしてるって話じゃない? という事はつまり、ダイヤには古代兵器耐性があることになるけど」
ゼルダ「ゲルドが関わっていたという話ではないのですね」
プルア「んーそれはわかんない。既に出来上がったものをそこに保管してたんだとアタシは思うけど……関係してる人はいたのかもね」
リンク「じゃあ、やっぱりそれを狙って多数のガーディアンが……?」
ゼルダ「でも、あそこは孤島です。ガーディアンは水没すると壊れるはずです。陸地からそう遠くないとはいえ、ガーディアン達にあの海をこえられたのでしょうか」
プルア「だから格納庫って話なんだろうけど……うーむ……それつながりで少し話とぶけど、ローメイ島って後から名前つけられたんじゃないかなって思うのよ」
リンク「どうしですか?」
プルア「まぁ一つだけ城跡じゃなくて島ってのが変なのもあるけど……実はね、ロベリーの研究所の辺りと古代炉って陸続きだった可能性があるのよね」
リンク「えっ、でもあそこって崖になってましたけど」
プルア「今はね。でも、古代炉側に向けて石の床が残ってるし、崖下には何本か柱が折れて倒れてる。これって、何か建造物があったってことよね。ロベリーが作ったんじゃなければだけど」
ゼルダ「つまり、研究所のあった辺りも含めて元々コーヨウ台地で、ベニバ湖は存在しなかったと?」
プルア「湖があったかどうかはわからないけど、少なくとも研究所付近と古代炉の辺りは陸続きだったんじゃないかなって。研究所周辺の木も、紅葉するものが多いでしょ?」
ゼルダ「でも、それはずっと昔のことですよね。大厄災の時には既にあの断層はあったと思います」
プルア「まぁ、そうなんだけどさ。うーん、やっぱり渡来説は無理があるか……」
リンク「……別に片方じゃなくてもいいのでは? 格納庫であり、宝物庫って事なら筋も通る気がしますけど」
プルア「やっぱりそれしかないかな? なんか珍しく冴えてるじゃん。回生の祠のおかげかな?」
リンク「良い事も悪い事もなんでも回生の祠のせいにしないでください」
プルア「つまり、ローメイ島はかつてガーディアンの保管場所や宝物庫として使われていた。そこをガノンに乗っ取られてしまったわけね……」
リンク「宝物庫っていうと大袈裟かもしれませんね。ダイヤの装飾品しかなかったですし、荒らされたにしては綺麗に残ってましたから」
プルア「じゃあやっぱりただの格納庫だったのか……でも、1万年前、シーカー族の発明は地中に埋められることになったわけで。特にガーディアンは5本の柱に格納されたわけだけど、何もそこにしか埋めなかったって事はないと思うのよ。ローメイが格納庫だったのなら、それぞれが遠方にあったことも納得がいく。まぁ、格納っていうか、その場所を守る為に安置されてた、ってのもありかな? 忘れ去られた神殿みたいに」
リンク「じゃあ北ローメイ城跡や南ローメイ城跡にも、実は地下にガーディアンが?」
プルア「可能性としてはね。それぞれで利用目的は違ったのかもしれないし、近くにあったガーディアンの残骸だって、もしかしたらガノンも同じように思ってガーディアンを向かわせたのかもしれない。あの辺りで力尽きてる理由については、また考えないといけないけど」
ゼルダ「向かわせた、というのは、やはり少々疑問に思えます。繭の状態だったガノンに、あの怨念に、明確な意思があったとはあまり思えないので……」
リンク「何か喋ったわけでもないしなぁ」
プルア「なら、シーカー族の発明に反応してたとか? リンクを感知するのは勿論、元が同じシーカー族の発明だし、反応しあう何かがあるのかもね」
ゼルダ「その方が納得がいきます」
リンク「つまりガーディアンは、俺たちやシーカー族の発明に反応して各地を歩き、襲って回った……」
プルア「わかんないよ? 全部、ただの想像だから……ま、それはそれとして。でも、飛行型ガーディアンだけは後で来たんだと思うのね」
ゼルダ「あの怖ろしいタイプですか……」
プルア「飛行型ってさ、いる場所が限られてるでしょ。アタシあれには意味があると思う。勿論、ただの想像だけど」
リンク「たしかに、そういえば数箇所でしか見かけませんね。元々数が少ないのかな?」
ゼルダ「当初の研究でも歩行型がほとんどでしたからね……飛行型については、そのほとんどが柱の中だったのかもしれません」
プルア「それはまぁ今はいいのよ。それより、飛行型がいる場所こそ、何か重要なものがある気がするのよね」
リンク「飛行型といえば……ハイラル城、ローメイ島、アッカレ砦、タバンタ大橋の向こう、オルドーラ盆地、くらいですっけ」
プルア「いや、アタシはそんなに場所知らないけど……」
ゼルダ「タバンタ橋の向こうといえば、古代石柱群の辺りですね。やはり、遺跡ですか……」
リンク「でもその場所だと、石柱群というよりギシの丘との間にある岩山周辺でしたよ。まぁ頂上に遺跡っぽいのはありましたが」
プルア「石柱群からはずれてわざわざその辺りを見てるってことは、そこに何かある……?」
リンク「単に道がある場所だからって事も考えられますけど」
プルア「数少ない飛行型を配置するのに何もないって事ある? アタシなら何か重要なものがあるとか、身の周りを固めるとか、要人が通りそうな場所に配置するけど」
ゼルダ「そう思えば、オルドーラ盆地は力の泉の前ですので、わかる気がします」
リンク「でもあそこ、横っちょから降りれば辿り着けるし、なんであんなとこで3機も見張りつけてるかわからないです」
プルア「んん~? 回生の祠に入るとちょっぴりおばかさんになっちゃうのカナ? あんたじゃないんだから、そう易々と崖なんかのぼりおりできるもんですか!」
リンク「そ、そりゃそうか……」
ゼルダ「私も、オルドーラ盆地を通って泉に行きましたし……泉への入り口がある盆地を見張るのは理に適ってると思います」
プルア「でもまぁ、さっきリンクが挙げてくれた場所は何となく理由が察せるでしょ。でも、もうひとつ飛行型がいる場所あるでしょ?」
リンク「どこかありましたっけ」
プルア「ラネール地方の離れ小島。デイビ島からチクルン島にかけてに、何機もいたでしょ」
リンク「あー、あの場所……確かに沢山見張りがいましたね」
プルア「あの場所、なんであんなにいるのかワケわかんなくない? あそこって、確かに祠はあったけど、ひとつだけだったし?」
リンク「意味深な棒が立てられてたりはしましたけど、特に他に何かあったわけでもないですね。それに、島の上の方を見張ってるのかと思ったら、下の方ばかり見張ってる個体もいましたし」
プルア「単なる想像だけど、飛行型についてはリンクが来るのを見てるわけじゃないと思う。もしそうならハイラル全土を飛び回っててもおかしくないわけだし。どっちかっていうと、飛行してる範囲内にある何かを見張ってるか護ってるかしてるんだと思う」
ゼルダ「でも、オルドーラ盆地のものは力の泉を訪れる者を監視や排除しようとしているのでは?」
プルア「そうだけど、ネルドーラ雪原やフロドーラ台地にはいなかったし、もしかしたらあそこにも何かあるんじゃないかなーって」
リンク「でも、例えば祠なんかを見張ってるんだとしたら、ハイラル城周辺の飛行型はちょっと変ですよ」
プルア「変って?」
リンク「ハイラル城の外にも3機飛行型がいるんですけど……お城向かって左側にしかいないし、それぞれが岩山一塊をぐるぐる回ってるんですすよ。そのうち1機は確かに祠周辺を飛び回ってるんですけど、他の2機はただの岩山周辺を飛んでる。しかも、もうひとつ近くに祠があるんですが、その周辺は飛んでないんですよね」
プルア「んん~? そうなると、シーカー族の遺産に反応してるわけでもないのか? むむむ……わからぬ……」
リンク「考えれば考えるほど、ですね……」
プルア「好き勝手想像してるだけだけどね。何も考えず置かれただけかもしれないし。とりあえずこの辺飛んでろー! みたいな」
リンク「そんな適当な……あ、それで大発見ってなんなんですか? 俺たち、それで呼び止められたんですよね?」
プルア「マキューズ半島の話がしたかっただけかな」
リンク「とうの昔に終わった話題でしたか……」
プルア「まだまだ見つかってない遺跡や地下道なんかもありそうだしね。そのための研究を続けないとネ」
ゼルダ「それにしても、依然ゾナウ文明との関連性は霧に包まれたままですね」
プルア「でも、マキューズ半島の祠や遺跡についても関連性が見られるし、ローメイはそもそもゾナウ民族によって造られた可能性が高いからね。あれで『跡』ってんだから、実際はどんな大層なものが造られてたのやら……」
リンク「見えそうで見えないですね」
プルア「ま、ね。ガノンの脅威は去ったし、ゆっくり探すし。チェキチェキ☆」
ゼルダ「そうですね……でも、少しまだ嫌な予感が拭い去れないのです」
リンク「それって、ガノンのことですか?」
ゼルダ「はい……確かにガノンは封印しました。この手で……怨念となった……ガノンを……」
プルア「不完全なままに復活したガノンは自分でも怨念を抑える事ができなかった……」
ゼルダ「ガノンは巨大な豚型の魔物と化していましたが……封印の直前には、またあの怨念の姿になっていました……」
リンク「それってまさか……まさか、ね?」
プルア「どっか掘り返してたら何か見つけちゃいけないもの見つけちゃったりして」
リンク「やめてくださいよそういうの……」
プルア「ま、何かあっても大丈夫でしょ! ハイラルの騎士サマがいるんだから、ね!」
リンク「そ、そう言われると……まぁ……」
ゼルダ「ふふ、期待していますよ?」
リンク「ん…………はい」
プルア「あ」
ゼルダ「えっ、どうしました?」
プルア「まだヤシノ遺跡について話してなかった」
リンク「きょ、今日はもう帰りますよ! また今度にしてください!」
プルア「あれも結構謎の多い遺跡なのよねぇ。祠に関係してるし。あの祠の出現条件について既に考えてる仮説があるんだけど……興味あるでしょ?」
リンク「今はいいです! はやく帰らないと、もう暗くなります」
プルア「あっそ! いいし、今度てんこ盛り話してやるし!」
リンク「…………」
(次回はヤシノ遺跡についての考察です)
関係ないですが、ゾナウの名前はナゾから来てるとのことで、ローメイはまさかまさかのメイロ…迷路……なのではないでしょうか……
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コメント一覧
考察記事、とても楽しく拝見させて頂きました。
筆者さんがゼル伝に関してはブレスオブザワイルドしかほとんど知識が無いと予め宣言されていることを知った上で、あえてその謎の種族について別作品から考察の種を差し出すのですが、トワイライトプリンセスという作品に登場し、最終的にハイラルの光の世界と関わりを絶った(筈の)影の世界の住人が頭に浮かびました。
記事内に有った蛮族シリーズのイメージとはあまりにもかけ離れた種族なのですが、
ほぼ情報が無い謎の占い師に関する事情と照らし合わせると
①独自の文明や高い技術及び、一部の者には魔力の素養等の不思議な力が有る。
②諸々の事情や確執により表立って協力的な行動をしたり目立つ位置に拠点を構えるようなことはまず無さそう。
③少なくとも勇者の魂を継ぐ者と女神の力を継ぐ者に対し利となる行動を取るに足る深い関わりを持った王族が過去に居た。
等、合致する部分が少なくないです。
あとこちらもやはり外連味に近い物かもしれませんが、個人的に、影の世界の住人いわく『この世界の太陽のような物』と称される、闇の力を祓う性質を持った”ソル”という代物の外見が、古代シーカー族の技術作品の見た目と似通っている部分が多い点も気になっています。古代のコアとか、起動中の各種古代兵装とか。(自身で気付いた訳でなく、とある投稿サイトで拝見した漫画作品を見てなのですが…)
ゲーム動画等を見ていただくと、他にも建造物のデザインに祠やガーディアン格納庫柱と通ずる雰囲気を感じて頂けるかもしれません。
他にも続編トレイラー中のガノンドロフのミイラと思われる物が存在する筈の場所が…等、色々と夢がひろがりんぐ過ぎるのですが、きりがないのでこの辺で失礼します。
コメントありがとうございます。中々気づかず、すみません。
お気遣いくださっている通り、他のシリーズをほとんど知らないため、それらからの繋がりが今回(も?)あるとしたら私にはどうにもお手上げでして……故に頓珍漢な事を書いてしまっているかもしれません。
しかし、とても面白く考察のしがいがありそうな情報ですね! とてもありがたいです。
トワイライトプリンセンスはよく名作だと耳にしますが、WiiUなども持っておらず、リメイクを待つばかりという状態で……今ではどうも安いみたいですし、買ってプレイしてみようかとも思います(他にも、スプラ1のストーリーモードなども知りたいと思ってましたし)。
時間軸的な繋がりが各シリーズと関係しているのかどうかも含め、実際にプレイしてみて教えてくださった情報を元に新たな視点で考察してみたいと思います。
続編についての考察は、上記理由等もあり、なかなか手が出ないでいますね……私もいくつか考えてはいるのですが、どこも強い根拠を持てないでいまして。そもそも何故その場所を探索へ出かける事になったのかなども、物語の面として気になりますね。
この所間が空いてしまっていますが、祠関連と本筋は全て撮影が終わったので、考察関係にも注力していきたいと思います。
もし他にも色々ご教授いただけるのでしたら、ぜひコメントしてやってくださると喜びます。